東横線は通勤時かなり混みます。毎年フレッシャーズが増える4月頃 はその混み方もかなりのものです。そこで、フレッシャーズの方々に どうすれば少しでも快適に通勤/通学できるかを伝授致しましょう。
東横線は横浜から渋谷に行くに従って徐々に混んで行きます。そして、 一番混むのは各停では祐天寺-中目黒間、急行では学芸大学-中目黒間、 特急、通勤特急では自由が丘-中目黒間です。 (但し先頭車両等では、普通では代官山-渋谷間、その他では中目黒-渋谷間です。) 平日、横浜を発車する各停は、ほとんど急行、特急、又は通勤特急の 通過待ちをします。通過待ちをする所は、菊名か自由が丘のどちらかです。 平日、菊名を発車する日比谷線直通電車も同様で、通過待ちをする所は 元住吉か自由が丘のどちらかです。通過待ちしている時間は大体5分です。 横浜から渋谷までの所要時間は、急行、特急、通勤特急が30分(昼間)〜40分 (通勤時間帯)位で各停は通過待ち込みで40分(昼間)〜50分(通勤時間帯)位です。 横浜から急行、特急、又は、通勤特急に乗ると各停2本を追い越します。 7〜8時台の運行パターンは、急行(又は特急、又は通勤特急)-各停-各停で 10分で1パターンを形成します。 菊名からは日比谷線直通電車が加わり、急行(又は特急、又は通勤特急)- 各停-各停-日比谷線直通となり、やはり10分で1パターンを形成します。 (順序は通過待ちにより崩れます。) 東横線には大雑把に言って5種類の電車が走っています。日比谷線直通の 1000系、東京メトロ03系、渋谷行の5050系、Y500系、9000系です。 ロングシートの定員は日比谷線直通は5ドア車両を除いて9人掛け。 渋谷行では座席の間に仕切のあるものは7人掛けで、無いものは8人掛けです。
まず、自分の降りる駅の出口位置に乗る事を心掛けて下さい。 理由は降り方の説明で判ります。 次に、東急では整列乗車を行なっています。ホームには扉の位置にマーク があるのでそこに並びます。 電車が来たら乗り込みます。でもちょっと待って下さい。降りる人がいる かも知れません。電車が止まって扉が開いたら出口の前から横にずれて 人が降り終わるのを待ちます。人が降り終わったらいよいよ乗り込みます。 混んでいても後ろに人がいれば押してもらえるので比較的楽です。しかし、 運悪くメチャ混みの電車で最後に乗る羽目になった場合は大変です。 まず、後ろ向きに乗り込みます。それで、押しくらまんじゅうの要領で 背中でグイグイ押し込んで乗り込みます。あまり混み過ぎていると人間の力では 乗り込めません。素直に次の電車を待ちます。ここで重要な事は次の電車も 同様に混んでいる可能性が高いので、別の入り口に移動する事です。 その駅の出口位置が良いでしょう。 最後に、電車の中で一番混むのは入り口の近くです。次の駅で降りるので なければ速やかに奥の方に移動します。 [補足] もしあなたがディパックとかリュック等の背負い物系の荷物を持っている場合、 乗り込む前に荷物を下ろして手に持つようにして下さい。人間で一番場所を 取っているのは肩の辺りです。満員電車でも一番圧迫されるのはやはり肩 の辺りで、その一番混んでいる所に荷物が来るのが背負い物系なのです。 あなた自身も苦しい思いをしますが、あなたの後ろの人はもっと苦しい 思いをしています。 乗り込んでからだと下ろすのは難しいです。 始発駅からだと必ず座れる方法があります。詳細は座り方を見て下さい。 しかし、始発駅だからと言ってボヤボヤしていてはいけません。通勤時間の場合、 扉が開いてからおよそ10秒以内に座らなければ席は残っていません。
東横線朝の通勤時に座れたあなたはラッキーです。その幸運に感謝しましょう。 始発駅の場合は必ず座れる方法があります。整列乗車の列が2列の場合、 大体7番目までは座れます。列の順番と座れるかどうかは法則があって、 ロングシートの定員と座れる列の番目が同じなのです。 ロングシートの定員については基礎知識を見て下さい。 さて、無事座れたら正しい座り方です。正しい座り方のキーワードは「肩幅」 です。座席を設計した人は一人分として、肩幅を基準にしてあるようなのです。 あなたに割り当てられているのは肩幅分の領域です。従って、膝を肩幅より 広げてはいけません。腕を組んで肩幅より肘を出してもいけません。 また、足は出来れば膝より手前になる位に引いた方が良いです。なにしろ 踏まれたら痛いですから。 新聞を読む場合ですが、2面広げて読んでいる人がいますが、あれははっきり いって恥しいのでやめまょう。通勤のプロなら1面を縦に2つに折り、 半面ずつ読みたいものです。
乗り込んだらまず荷物を網棚に載せます。こうする事により荷物の分 だけ車内が広く使え、混み方が緩和されます。大きな荷物がある場合は、 通勤特急や急行に乗ってはいけません。まず網棚には置けないので床に置く ハメになり人間雪崩を誘発します。 荷物を網棚に載せられない場合は体の前に荷物を持ってきて手をだらんと 下げます。ショルダーバッグも体の横ではなく体の前に来るようにします。 これは鞄の角で周りの人をこずかないようにするとともに、人間雪崩が起き た時に自分と鞄の生き分かれを防ぐ為にも重要です。 立っている場合はものに掴まっているのが楽です。それも吊革ではなく ポールの方が楽です。吊革に掴かまる場合でもなるべく上の方を掴んだ方が 揺れが少なくて楽です。周りに掴まる所がない場合は足腰の強さがものを 言います。ただし、ちょっとのコツで随分楽になる事が出来ます。そのコツ は、2つで、1つ目は揺れる方向へ腰を振る事です。腰を振る時の注意は、 頭をなるべく動かさない事です。それと揺れたら出来るだけ早く実行する 事です。これでかなりの揺れを吸収する事が出来ます。 2つ目は、小刻みの移動です。1つ目では吸収出来ない位大きな揺れの場合、 そのままでは倒れてしまいます。そこで揺れの方向へチョコチョコと小股 で移動します。 電車は大体同じ所で同じように揺れるので、どこでどのように揺れるかを 早く習得して、揺れに備えるようにするのが良いでしょう。 乗り方の所でも書きましたが、乗り込んだら速やかに奥の方に移動するのが 鉄則です。しかし、止むを得ず入り口の近くに立つ事になった場合、駅に 着くたびに一度ホームに降ります。こうする事により降りる人が早く降りられ 電車も早く発車する事ができます。
最後に降り方ですが、自分の乗っている場所が自分の降りる駅の出口位置と 同じであれば何の問題もありません。周りの人と一緒に降りられます。 運悪く遠くにある場合、最悪降りられない可能性があります。降りる駅に 近付いたら出口の方に出来るだけ体を向け、周りの人に降りる事をアピール します。そして、駅に着いてドアが開く前にドアの所に移動します。 もし、ドアが開く前にドアまでたどり着けない位混んでいる時は、ドアが 開くと同時に「降ります!」と言いながら出口に突進します。 人が乗り込み始めたら降りるのは困難です。諦めて次の駅でもう一度トライ して下さい。
会社や学校に通うには定期券を購入した方が何かと便利です。 例えば渋谷-横浜間を通う場合を考えてみます。 普通運賃は片道260円です。所が通勤定期だと9570円、通学定期だと4090円です。 即ち通勤定期だと19回、通学定期だと8回往復すれば元が取れます。 そこで正しい定期の買い方を伝授しましょう。 まず、新規の定期は使用開始の7日前からしか買うことができません。但し、 継続の場合は14日前から購入出来ます。従って継続する場合は、なるべく 混む時期を外すようにした方が良いでしょう。 通勤定期や継続通学定期券は各駅の自動券売機で購入できます。しかし、新たに 通学定期券を購入する場合と有効期限が4月30日をこえる通学定期券を購入する場合は、 自動券売機では買えず、定期売り場に行く必要があります。 まず、どこの駅に定期売り場があるかを「東横線駅の案内」でチェックします。 あいにく自分の最寄り駅に定期売り場が無い場合は、定期売り場のある駅に買いに 行かなければなります。 「定期買いに行くのに、わざわざお金を払って買いに行かなければいけないの?」と 思われるかもしれませんが、心配には及びません。まず定期売り場のある駅までの 切符を買い、駅員さんにその旨を伝え切符にスタンプを押してもらいます。定期売り 場でそれを渡すとお金を返してくれ、さらに帰りのために「定期券購入乗車票」と いうものをくれます。これで帰りも安心です。 最後に、1997.12.28の運賃改定から定期代と普通運賃が原則同じタイミングで上がる ようになりました。例えば渋谷からだと妙蓮寺から横浜までは普通運賃で260円 です。通勤定期も渋谷-妙蓮寺〜横浜は同額(9570円)になっています。 従って、渋谷-妙蓮寺間の定期を買う場合は渋谷-横浜間の定期を買った方がお得 という事になります。但し、これは通勤定期のみで、通学定期はだめです。 ちなみに定期券売り場の営業時間は7:30〜20:00、自動券売機は5:00〜24:00 (東急TOPカード利用時間 5:00〜23:30)です。